今回はドイツでパスポートを紛失した際の具体的な発行手続きについてまとめます。
11月にドイツに出張行っていたのですが、電車から降りる際にパスポートをスられてしまいました。
パスポートをなくすと大変不安な気持ちになりますよね。
今回の記事では、自分への反省と、同じように盗難や紛失にあわれてしまった方のために、パスポートをなくした際の具体的な手続きについてまとめます。
盗まれた状況
デュッセルドルフ空港にお昼過ぎに到着して荷物を受け取った後、デュッセルドルフ中央駅(Dusseldorf Hbf)に向かっておりました。
60Lくらいのキャリーバッグとリュックを持っており、海外で警戒していたため、リュックはキャリーバッグの上におき、目を離しませんでした。
ドイツの電車はプラットフォームと電車に段差があり、3段くらい階段を降りないといけません。
電車がデュッセルドルフ中央駅に着いてキャリーバッグを持つためにリュックを背中で背負ってしまいました。
降りるのに要した時間は5秒くらい。プラットフォームでキャリーバッグの上に再度リュックを置こうとした際にチャックが開けられており、そこで盗まれたことが発覚しました。
盗まれてからやること
さて、ここからが盗まれてから行うことです。
日本の領事館に電話
まずはドイツにある日本の領事館に電話しましょう。
デュッセルドルフでは在デュッセルドルフ領事館というのがありますので、そこに電話をかけるのが良いでしょう。
まずは警察に行き盗難届を取得してくださいと言われますが、領事館に先に準備を進めていただく必要があります。
そのためにまずは領事館に電話します。
合わせて営業時間を聞くのが良いでしょう。帰りのフライトなど旅程を伝えて今後の旅程について相談しましょう。
領事館に行くと具体的に教えてもらえるのですが、書類の発行には以下が必要になります。
- 盗難届
- 証明写真
- 6ヶ月以内に発行された戸籍謄本
それぞれについて説明します。
盗難届の作成
警察署に行き盗難届を提出します。
デュッセルドルフでは警察署が駅の直ぐそば(出口をでて左)に行くとありますので、そこで日本のパスポートが盗まれた旨、その他にも盗まれたものがあれば伝えて、盗難届を作成してもらいます。
これがないと領事館でパスポートを作成してもらうことができません。
戸籍謄本取り寄せ
戸籍謄本は一時的にはPDFがあれば良いようですが、渡航書もしくはパスポートを発行するためには、戸籍謄本の原本が必要だそうで、日本の身内に急いで送付してもらいましょう。
殆どの場合は帰国便までに渡航書が間に合わないとため、EMSの発送票の写真があれば、書類の発行の手続きに入っていただけるようです。
領事館で申請
盗難届、戸籍謄本があれば領事館に行って手続きして書類を発行してもらえます。 実は書類には
- パスポートの発行
- 渡航書の発行
の2種類があります。パスポートの発行は4営業日ほどかかるそうで、間に合わない場合は渡航書(一時的に日本に帰国するための書類)を発行してもらいます。
僕の場合、帰国便が3営業日後だったので、渡航書を発行してもらうようにしました。
なお、渡航書は帰国便の2営業日以内でないと発行してもらえないので注意が必要です。
また、帰国便がミュンヘンだったので、最終的には在ミュンヘン領事館で渡航書を発行してもらうようにしました。
事前に準備しておくと良いこと
今回のことで海外に行く際に事前に準備しておいた方が良いことが分かりましたのでまとめておきます。
戸籍謄本を携帯する
6ヶ月以内の戸籍謄本が必要になりますので、可能であれば原本を持っていきましょう。
原本を持って行くのが難しいのであれば、せめて写真を撮っておくと良いと思います。
パスポートの場所とは別に持っておくと良いと思います。
クレジットカードの写真を撮っておく
万が一紛失した場合、クレジットカードを止める必要があります。
何を無くしたのか分からなくならないように、写真を撮っておくと良いでしょう。
出来れば自分が持っているカードを一覧にし、紛失した際の連絡先をまとめておくと良いです。
パスポートの写真を撮っておく
領事館で旅券番号や発行年月日を聞かれることがあります。
ホテル等でもパスポートを見せてくれと言われることもありますので、パスポートの写真を撮っておくと良いです。
国際携帯電話をレンタルする
使用しないのであれば、レンタル料金はかかりません。
万が一の際にとても役に立ちますので、空港で借りておくと良いです。
まとめ
今回はパスポートを紛失した際の手続きや、万が一無くした時のために用意したほうが良いことをまとめました。
パスポートの再発行や渡航書の発行は、日本の法律に従った手続きだと思うので、ドイツ以外でパスポートを紛失した際にも 同じような手続きになると思うので、ドイツ以外でパスポートをなくしてしまった方も参考にしてみてください。